堀浩哉（Kosai Hori）

「触れながら開いて」

＜会期＞ 2021年2月24日（水） – 3月27日（土）
＜会場＞ Mizuma Art Gallery
＜営業時間＞ 11:00-19:00　日月祝休

コロナ禍の自粛と自問の日々の中で、自分に残された時間の限りをも意識しつつ、作業場と倉庫を見渡し始めた。
　大量の「もの」たち。作品や作品未満のこの「もの」たちの末路は、結局は資本制下の「生産」システムからはみ出した不用なものとして捨てさられるしかないのか、という思いにかられながら。
　しかし改めてそのいくつかを、対峙するようにして見直していくと、そこで蘇ってきたのは「生産」された「もの」という物質性を超えて、ぼくが膨大な量の「線」を刻み続けてきた、その「時間」の「記憶」だった。（堀浩哉ステートメントより）
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自粛期間にこれまでの自身の活動を改めて振り返ったという堀浩哉。止まってしまった手を再び動かしたのは、ずっと描いてきた「線」でした。
堀の作品は、絵画として平面であるにもかかわらず、作品の前に立った時にそこに「空間」を感じさせる独自の描きがあります。半世紀にわたり美術家として活動を続けてきた、堀浩哉の現在進行形の新作をぜひ会場にてご体感ください。

Mizuma Art Gallery （ミヅマアートギャラリー）
https://mizuma-art.co.jp
東京都新宿区市谷田町3-13  神楽ビル2F
tel：03-3268-2500