てんぴょう : 展評

フィルムとデジタル

先日、ワールドカップ写真集すべて下版。
ハードカーバー約250ページ、厚さ約3センチというなかなかのものになった。

今回は写真家清水和良さんの、写真集でもある。
清水さんは、最近までずっとフィルムで撮っていた。
しかしデジタルに移行しないければ、ということになり写真集も最近の写真はデジカメである。

これは見ればすぐわかるのだが、フィルムのほうがより人間の目に近い。
デジタルはすべてがクリアすぎて、薄気味悪いところがある。

清水さんにきいたところ、各メーカーはフィルムには戻れないので、デジタルでいかにフィルムの味わいをだすか、という目標を掲げているそうだ。

レコードがCDに変わったことを、ある音楽評論家は単に容量がでかくなっただけで、それ以外いいことはなにもなかった、と言った。
デジタルカメラは、どう評価されるのだろう。

では、またー

2010.08.20

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