EXHIBITION | TOKYO
荒木悠(Yu Araki)
「Bivalvia: Act II|双殻綱:第二幕」
<会期> 2022年1月29日(土) – 2月27日(日)
<会場> MUJIN-TO Production
<営業時間> 火~金|13:00-19:00 / 土・日|12:00-18:00 月祝休
無人島プロダクションでは、荒木悠展「Bivalvia: Act II|双殻綱:第二幕」を開催します。
本展は荒木悠が2017年に無人島プロダクションで開催した個展「Bivalvia: Act I|双殻綱:第一幕」に続く第二幕となる展覧会です。前作から約4年半、いよいよ2つの映像からなる「双殻綱:第二幕」を公開する運びとなりました。
本展のメインとなる映像インスタレーションは、左右に分かれている二枚貝のように、「右殻」「左殻」を彷彿させる2つの異なる映像作品から構成されています。これらの映像作品は昨年、コロナ禍の中、オンラインで開催された「距離を巡る11の物語」(国際交流基金)および「Returning: Chapter 1」(シドニー・オペラハウス)という別々の展覧会で1作品ずつ発表されました。どちらもフィジカルな展示を伴わないオンライン上でのスクリーニングだったこともあり、本作は無人島プロダクションで初めて二つの作品がよりアップデートされた形で出会い、フィジカルな空間で展示することになります。
コロナ禍の中で感染リスクが低いと思われる水中撮影を敢行し、硬く殻を閉じた貝から連想された沈黙、閉塞感をコミカルに表現した「右」と、シドニーオペラハウスの協力の元、17世紀にヤコポ・ペーリが作曲した現存する世界最古のオペラ作品『エウリディーチェ』を題材にオペラ歌手とコラボレーションした「左」。
二枚貝をモチーフにしつつ、寓意や神話の要素とそしてCovid-19に翻弄された社会情勢をも反映させた、ミステリアスでありコミカルでもある二つの作品が呼応して作り出す空間をぜひ実際に体験していただければと思います。
ご要望にお応えして、「双殻綱:第一幕」を展覧会会期中オンラインで公開いたします。
下記のリンクからご覧いただけます。この機会にぜひご高覧ください。
MUJIN-TO Production(無人島プロダクション)
https://www.mujin-to.com/
東京都墨田区江東橋5-10-5
tel:03-6458-8225