EXHIBITION | TOKYO
ケニー・シャーフ(Kenny Scharf)
「ShimiShimiKao!」
<会期> 2026年5月30日(土)- 6月27日(土)
<会場> NANZUKA UNDERGROUND
<営業時間> 11:00-19:00 日月休
この度NANZUKAは、アメリカ人作家ケニー・シャーフ(Kenny Scharf)の新作個展「ShimiShimiKao!」をNANZUKA UNDERGROUND にて開催いたします。本展は、2023年に同会場で開催した個展「I’m Baaack」に続く、NANZUKAにおける二度目の個展となります。
ケニー・シャーフは1958年ロサンゼルスに生まれ、1978年にアンディ・ウォーホルに触発されてニューヨークへ移住、1980年にスクール・オブ・ビジュアル・アーツを卒業。その後、1980年代の「イースト・ヴィレッジ・アート・ムーヴメント」の一員として、バスキアやキース・ヘリングといった同世代のアーティストとともに一躍脚光を浴びます。1985 年にはホイットニー・ビエンナーレに参加し、同年初来日も果たしています。近年の展覧会に、個展「Jungle Jungle Jungle」(Almine Rech、ブリュッセル、2025)、「Emotional」(Modern Art Museum Shanghai、上海、2025)、など精力的な活動を続けています。また、その作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)やホイットニー美術館、サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)、アムステルダム市立美術館など、世界有数の美術機関のパーマネントコレクションに加えられています。現在では、独自のキャラクターを駆使したアート作品という21世紀型ポップアートのトレンドに「繋がる文脈を切り開いた先駆者として、多くの若いアーティストの尊敬を集めています。
「ShimiShimiKao!」と題された本展では、新作ペインティング21点を発表いたします。文字通り「シミが顔のように見えること」を着想源とした新シリーズ「ShimiShimiKao」を中心に、感情豊かな円形の顔からなる「MOODZ」シリーズ、そして新聞の切り抜きを素材にした「ダイアー・ヘッドライン(悲劇的な見出し)」シリーズなど、50年近いキャリアを歩んできたシャーフの、洗練されかつ凝縮された作品群を紹介します。
冷戦下の80年代ニューヨークで青春時代を過ごしたシャーフは、当時から一貫して核の脅威や環境破壊への危機感を作品に投影してきました。本展のための「ShimiShimiKao」シリーズは、さまざまな「顔」が細胞分裂のように増殖する動的な表現が特徴ですが、中には「シミ」だけで構成される作品も含まれています。シャーフによって顔が見出される前の「シミ」を前にしたとき、私たちはシャーフの幻視のプロセスに誘われているような感覚に陥ります。ここには、単なる享楽的な態度ではなく、想像力によって悲惨な現実を乗り越えようとする、シャーフの真率な思いが託されているように思えます。
シャーフは本展に寄せて、次のようにコメントしています。
ShimiShimiKao!
意味がわからなくても、その響きだけで最高!私は昔から、想像の中にしか存在しないものを立体的に描き出すことに魅了されてきました。光と影でかたちを浮き彫りにし、その輪郭に触れられそうなまでに描き出すのは、無生物に吹き込むエキサイティングな瞬間です。キャンバスは、形、エネルギー、色彩、そして力強さによって生き生きと輝きはじめる。「Blob(塊)」や「Shimmy(シミー)」も、色や個性、動きによって命を吹き込まれる。植物や動物、岩、そしてシミさえも、その顔には本物の感情が宿っている。すべてが生きている!
- ケニー・シャーフ
本展のオープニングレセプションは、アーティストを囲んで、5月30日(土)17:00-19:00に行います。
また、同時期の企画として、2026年6月6日(土)より約一年間、中村キース・ヘリング美術館(山梨県北杜市)にて二人展「ケニー・シャーフ&キース・ヘリング:K!K!」が開催されます。シャーフの作品としては、本展のための新作を含むペインティングや彫刻、そして代表的なインスタレーション作品《Cosmic Cavern》が展示予定です。
両展示を皆様にご高覧いただけますと幸いです。
NANZUKA UNDERGROUND(ナンズカアンダーグラウンド)
https://nanzuka.com/ja
東京都渋谷区神宮前3丁目 30-10
tel:03-5422-3877
