美術の世界においても“身近な本物”に関心が集まっているようです。
ここ10年の間に重厚長大な油彩は敬遠され、水彩画の人気が爆発的に広まっている現象もその一つ。
そんな時代に圧倒的支持を得て登場してきたのが永山裕子です。
注目すべきは、特に中高年の女性ファンが押し上げた作家であるということ。どの団体にも所属せず、絵の力だけで支持を獲得した稀有な存在です。
彼女の展覧会では開場前から全国各地からの購入希望者が並び、出展作品は初日で完売、デモンストレーションには申し込みが殺到し高倍率の抽選となってしまいます。彼女主宰の「大塚アトリエ」は数年待っても入れないなど、その人気を裏付ける例は枚挙の暇がありません。
すでに“永山裕子ブランド”が確立し、さらに幅広い層に広がり始めています。
この状況で開催される銀座・泰明画廊での個展は水彩画の既成概念に一石を投じる“事件”となることでしょう。
泰明画廊
〒104-0061 東京都 中央区銀座7-3-5
アクセス: 地下鉄丸の内線・日比谷線・銀座線 銀座駅C3出口から徒歩5分
TEL: 03-3574-7225
http://www.taimei-g.com