EXHIBITION | TOKYO
リー・キット(Lee Kit), 千葉正也(Masaya Chiba)
「to sweat 流汗」
<会期> 2026年7月11日(土)- 8月22日(土)
<会場> ShugoArts
<営業時間> 11:00-18:00 日月祝休 *夏季休廊:8月9日(日)- 8月17日(月)
※1
親愛なる Lee Kit
お久しぶりです。シュウゴアーツからの依頼によって貴方との2人展を行う可能性を得て、とても嬉しく思います。 貴方はアーティストとしても人としても私にとって重要に感じます。10年ほど前に香港のバーで、テンチャオミンや、Leung Chi Woたちジュンヤンも居ました。※2
貴方(達)と一緒にお酒を飲んだ時に話した事で、私はとてもポジティブなメッセージを受け取り、大切にしているのです。
また、先日東京で行われた個展※3は、また特別な感想を持ちました。恐らく貴方の制作よりも私が変わったからそう感じるのかも知れません。国内の政治の方向性を決める選挙や、あらゆる理不尽なニュースが、それによって真綿で首を絞められる様な感覚が、より一層貴方の作品に共感するようになった理由かもしれません。時々頭に浮かぶ、息子が戦場に行くイメージがとても恐ろしく、またこれは世界中で起きている事だという事実が。
実質的な戦いの他に、まさに(頭の中の小さな音や声)を静かに眺める様な空間が、あなたのやり方がとても重要に感じます。(以下略)
※1 展覧会はこの2026.3.18に送信されたこのメールから始まった。シュウゴアーツのディレクター石井美奈子が協力し数回のメールでのやりとりや、台北での直接の会話を経て展覧会は作られる。
※2 2015-2016年に中国、台湾、韓国、日本のキュレーターによる共同のキュレーションで行われたグループショー『ふぞろいのハーモニー』は広島、台北、ソウルの3都市を巡回した。そのレセプション後にアーティストや関係者の人達とBARに行って遅くまで話した。
※3 2025.12 にシュウゴアーツにて行われたkitの個展『いくつかの壊れた日々とゆび』。
シュウゴアーツではリー・キットと千葉正也の二人展を開催いたします。同世代であり、20代の頃からそれぞれの場所で制作を続けてきた二人。知り合ってから10年余りの歳月のなかで、お互いを取り巻く環境は変化し、世界もまた大きく様変わりしました。二人は絵画とその周囲の空間を通じて、生きづらい世の中を「観察し/自らを投影する」(observing / self-reflecting space)場、あるいはあらゆる説明のつかない事象に対して「幾らでも愕然として良い」場を創造します。
今回は往復書簡とリー・キットの台湾アトリエへの訪問を経て、二人の率直な言葉やイメージ、音のやりとりを通じて展覧会が形づくられていきます。時を経て再び交差する二人の対話が、どのような空間として立ち現れるのか。ぜひご高覧ください。
2026年6月 シュウゴアーツ
ShugoArts (シュウゴアーツ)
https://shugoarts.com/
東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
tel:03-6447-2234
