EXHIBITION | TOKYO
「もとみやかをる追悼展」
<会期> 2026年6月24日(水)- 7月4日(土)
<会場> Mizuma Art Gallery
<営業時間> 12:00-19:00 日月祝休
ミヅマアートギャラリーでは、6月24日(水)より中ザワヒデキ氏の企画による「もとみやかをる 追悼展」を開催いたします。
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本展は、美術家もとみやかをる(1963–2022)の追悼展です。2022年12月1日の急逝以来、遺された作品や資料の整理には時間を要しましたが、中ザワヒデキの企画、高橋龍太郎コレクションならびにミヅマアートギャラリーの協力により、このたび本展実現のはこびとなりました。
もとみやは1990年代より美術家としての活動を開始し、身体と環境の関係を主題としたインスタレーションを国内外で数多く発表しました。とりわけ2000年前後に展開された「皮膜の領域」は、自己の境界や同一性を問い直す重要なプロジェクトです。
本展では、完璧な形で保管されていたその代表作《内なる被服》(2000年/高橋龍太郎コレクション)が再展示されます。捕鳥網と約8000個のマシュマロによって構成されたこの作品は、食品を体内に取り込む消化管を第二の皮膚と見立て、内から外へと反転して30㎡以上の表面積として可視化することによって、日常を構成する周囲の環境へと広がる繊細な被服へと仕立て上げられています。
もとみやはまた、数多くの映像を残しました。それらは映像作品として独立したものであったり、インスタレーションを構成する主要なパートであったり、「修復と再生」として2000年代を通して世界各地の人びとや生き物、環境と交わり展開されたプロジェクトの記録であったりと、内容は多岐に亘ります。本展では2002年前後に展開された「食卓の規範」プロジェクトの代表作《溢れる》ほかを上映します。
もとみやのプロジェクトは、本人自身の生前の分類では全19個ありました。海外でのサイトスペシフィックな展示やプロセスを含むものが少なくなく、限られた現存作品の多くは、部分や要素、資料といった性格を有します。その調査の一部に立ち会った神山亮子氏(学芸員 戦後日本美術史研究)のテキストが、本展にあわせて発表されます。また、芸術医学史分野での発表もあったもとみやは、初期にはグラフィックデザイナーとして、晩年には裏千家茶道やいけばな広山流の師範としての顔も持ち合わせていました。企画者が作成する年表に、それらは反映されます。
本展は、享年58歳で命を失ったひとりの美術家の軌跡とその思考の広がりを提示することを目的としています。
(中ザワヒデキ・美術家)
Mizuma Art Gallery(ミヅマアートギャラリー)
http://www.moriyu-gallery.com
東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル
tel:03-3268-2500
