EXHIBITION | TOKYO
リリー・ナイト(Lily Night)
「エロスの涙」
<会期> 2026年1月16日(金)- 2月7日(土)
<会場> Bambinart Gallery
<営業時間> 12:00-19:00 日月火祝休
このたびBambinart Galleryでは、リリー・ナイト個展「エロスの涙」を開催いたします。
リリーは、1988年中国黒龍江省ハルビン市生まれ。美学と認識論に関する研究を経て、2019年東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科(GA)を修了。
彼女は身体性と行為、実存の条件、各々の存在の関わり方、その先にある主体性と空間の問題について関心を持ち、政策テーマとして扱っています。ドローイングとペインティングからはじめ、写真、ミクストメディアによる制作を持って、定着されつつある現代アートの表現域を広げ、増幅させるような活動をしています。
日本国内外において多数の展示をおこない、国境を超えた活動を展開しています。参加型NPO多言語雑誌プロジェクト「bpmf」を主宰しています。
本展は、意識を支配するEgo(自我)に対して、無意識に潜むEs(エロス)を引き出すドローイングの作品群から選び取った新旧作品に構成されています。
不可視な内面から立ち現れる色彩と形象をもって、自己・身体・エロスが置かれた現代社会の状況を問いかけます。
「これは瞑想に近いプロセス、呼吸と体の感覚に意識を持たせ、白紙から、見えざる記憶から、色彩と形が表れてくる。
個の自由 − それは生きる意欲、愛し愛されたい欲求、創造欲 − 生まれつきの権利だ。しかし自然環境から動植物そして人間は、巨大権力とそれを成立させる崇高なるイデオロギーと格闘しながら生きなければならない。
本展タイトルでいう涙は、機械的に加速する人間社会における個の涙であり、抑圧・忘却されていく身体・自然の涙であり、芸術作品そのものだと考えている。」
(リリー・ナイト)
どうぞご高覧ください。
Bambinart Gallery(バンビナートギャラリー)
http://www.bambinart.jp/index.html
東京都千代田区東神田1-7-10 KIビル 2F
tel:03-6240-1973
