EXHIBITION | TOKYO
江口枝里(Eri Eguchi)
「青磁から森」
<会期> 2026年月6日26(金)- 7月18日(土)
<会場> Bambinart Gallery
<営業時間> 12:00-19:00 日月火祝休
このたびBambinart Galleryでは、江口枝里 個展「青磁から森」を開催いたします。
江口枝里(えぐち・えり)は1994年神奈川県生まれ。2025年に武蔵野美術大学 造形学部 油絵学科 油絵専攻を卒業後、現在は東京藝術大学大学院に在籍しています。本展が初個展です。
江口の絵画は、マニキュアを塗られた人間の手と微小な異形の器官、あるいは植物と動物、衣服の装飾パターンが連なり、不穏な空気を帯びています。衣服の抜け殻のようなシルエットが青い空中に浮遊する描写は、不在による存在の強調を描いているようでもあり、また草木に人間の目が宿り、祈るような腕が獣の毛皮を纏って伸びる重層的なイメージは、架空の分類学を描いているようにも見えます。
「青磁波日々の入浴の中で見つめる「水の色」にあります。
私は湯船に浸かると、その脱力感や浮遊感から心身の境界が曖昧になります。その時、断片的な言葉や、映像のようなビジョンが頭の中に地面から空へと伸びていく「一本の木」のように浮かび上がります。
1点1点の作品を「木」に見立て、それぞれが響き合うことで生まれる「森」を展示空間に構築します。」
(江口 枝里)
江口は、入浴という日常的な行為において生じる心身の変性意識を絵画の起点としています。温濁した湯のなかで重力から解放され、自己の皮膚という「内と外」を隔てる境界線が液状化していくとき、イメージの断片が生まれ、制作の源泉となります。
湯船のなかの水の色に青磁を見出し、そこからイメージが生まれていく様を「青磁から」としています。 それぞれの作品(木)として提示されるヴィジョンは、衣服の装飾、植物、動物の四肢、そして時計の針のような記号がコラージュのように融け合う、流動的な身体性の現れでもあります。
それらの木と森、絵画と展覧会が示すものは、人間・動物・植物・物質を特権化せず、等価な生命のネットワークとして再組織する試みとの対話として読むことができます。
どうぞご高覧ください。
Bambinart Gallery(バンビナートギャラリー)
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