EXHIBITION | TOKYO
福光真実(Mami Fukumitsu)
「Opening Blue」
<会期> 2026年2月20日(金)- 3月14日(土)
<会場> Bambinart Gallery
<営業時間> 12:00-19:00 日月祝休
このたびBambinart Galleryでは、福光真実 個展「Opening Blue」を開催いたします。
福光は、2001年北海道札幌市生まれ、今春、武蔵野美術大学造形学部油絵専攻を卒業予定です。
対象の「物質的輪郭」を超え、感覚的な残像としての存在を描く福光の絵画は、子どものころに過ごした環境から得た視覚体験の記憶に大きく影響されています。
福光は、自身の幼少期の視覚体験について次のように語っています。
「雪国に生まれ育った私は、外で遊ぶよりも室内で過ごす時間の長い子どもだった。テレビや雑誌を通して流れ込む平面的なメディアイメージと、窓の向こうに広がる雪景色。触れられない映像の世界と、身体の近くにありながら距離を感じさせる風景が、一つの視界に並置されていた。」
(福光 真実)
福光の絵画は、過剰に説明することを避けながら、記憶や感情の揺らぎを内包した具象性を保っています。その抑制が、画面に静けさをもたらしています。室内のテレビの音さえも、窓の外の深い雪景色が無音で包み込むような印象に近いかもしれません。福光のまなざしは、無意識の中でニュートラルな感情となった対象と自分との関係を、絵画のなかで繊細にとらえています。
「現在の政策では、映画や写真の中を漂流してきた人物像を用い、切り取られた画面の中に人物を配置することで、平面的なイメージと雪景色が交差する場を絵画として立ち上げている。描かれる人物は、記憶や感情の層に揉まれながら、風景と画面のあわいに留まり、見る者の視線と身体感覚を引き受ける存在である」
(福光 真実)
写真的参照をぼかしながら人間の存在の曖昧さや記憶性を探るように描く福光は、「見えるもの」のなかにある記憶に、「残るもの」が何であるのか——その本質を探っているかのようです。
どうぞご高覧ください。
Bambinart Gallery(バンビナートギャラリー)
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