EXHIBITION | TOKYO
齋藤鷹(Taka Saito), 柘植萌華(Moeka Tsuge)
「ときの視方」
<会期> 2025年9月26日(金)- 10月18日(土)
<会場> Bambinart Gallery
<営業時間> 12:00-19:00 日月火祝休
このたびBambinart Galleryでは、齋藤鷹(2001年山形県生まれ)と柘植萌華(1999年東京都生まれ)による二人展「ときの視方」を開催いたします。
齋藤は日常の断片を写し取りつつ、モチーフと交感する風景を描き出し、柘植は光や空気感をとらえた繊細な筆致を特徴としています。同世代の画家として、それぞれ異なる表現を展開しながらも、日常の物事や風景をモチーフに描いており、彼らの視線は、単なる再現を超え、移ろう時間のなかに留められた一瞬を呼び起こします。
本展のタイトル「ときの視方」は、絵画の題材となるものとの関りの時間、その記憶や制作において関りの変化が生まれる時間などを意味する「とき」と、ものの捉え方、接し方、世界との距離のとり方などを意味する「視方」を表しています。
画面に刻まれた二人の画家の眼差しは、世界をどのように映し出しているのか。二人の作品は、観る者に写し取られた「とき」と向き合う新たな視点をもたらすことでしょう。
「最近気がついた事。庭へ来る動物や、花壇の花や野菜と、私は簡単にはおしゃべりできないこと。腐葉土、それは通訳みたいに、「この水みんなでどうぞ。って伝えてください。」なんて言ってみる。
夕飯に使った野菜の皮、ヘタ。今朝食べた果物の皮、ヘタ。米糠を撒いて、分解を待つ。
偽りのメッセージ、「もうここへは来ないで。」と伝える。ときについて、かちについて、在るのだからイタズラしません。
できる事なら一緒につづきたいのだから。
いつかはおしゃべりできるだろうか。
でも、焦らない焦らない。次にのせる色は慎重に慎重に。」
(齋藤 鷹)
「頭の中に残った過去の景色を描いたり、歩きながら小さい紙にスケッチをしたものが絵になりました。
その時どう感じていたか、どんな感情だったのかはもう忘れていて、思い出される光景や今を記録する日記のような感覚で絵を描きました。」
(柘植 萌華)
Bambinart Gallery(バンビナートギャラリー)
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