EXHIBITION | TOKYO
千葉正也(Masaya Chiba)
「絵画とiPS心筋細胞シート」
<会期> 2025年6月28日(土)- 8月2日(土)
<会場> ShugoArts
<営業時間> 11:00-18:00 日月祝休
千葉正也の「絵画と野菜」は、2021年にウィーンのギマレスで予定されていた展覧会──かつて馬小屋だった空間を改装した展示スペースでの計画──を出発点に生まれました。展覧会は実現しなかったものの、その構想がシリーズへと展開されていきました。馬の餌である野菜と絵画を同じ空間に配置するというプランをアトリエで試みた際、千葉は、恣意的に結びつけられた両者のあいだに「野菜が絵画を助け、補っているような独特の関係性」があることに気がついたといいます。
千葉正也は2010年代中頃まで、実在する二次元のイメージや三次元のオブジェ、テキストなどを複雑に絡めた、多次元的な構成の大画面の絵画を制作してきました。2016-2017年頃より次第に画面は縮小し、背景の情報も整理される方向へと移行していきます。一方で2021年の東京オペラシティアートギャラリーでの個展ではペットの亀の視点で展示が展開されたり、2023年のシュウゴアーツ「横の展覧会」では会場自体を90度回転させたかのような視覚的にも身体的にも違和感をもよおす空間を作るなど、鑑賞者の絵画体験を刷新する試みを続けてきました。
千葉正也の「絵画と野菜」は、2021年にウィーンのギマレスで予定されていた展覧会──かつて馬小屋だった空間を改装した展示スペースでの計画──を出発点に生まれました。展覧会は実現しなかったものの、その構想がシリーズへと展開されていきました。馬の餌である野菜と絵画を同じ空間に配置するというプランをアトリエで試みた際、千葉は、恣意的に結びつけられた両者のあいだに「野菜が絵画を助け、補っているような独特の関係性」があることに気がついたといいます。
千葉正也, 絵画と野菜 #14(林を抜けた広場), 2025, oil on canvas, panel, vegetable, wood, 35×42.8cm
千葉正也は2010年代中頃まで、実在する二次元のイメージや三次元のオブジェ、テキストなどを複雑に絡めた、多次元的な構成の大画面の絵画を制作してきました。2016-2017年頃より次第に画面は縮小し、背景の情報も整理される方向へと移行していきます。一方で2021年の東京オペラシティアートギャラリーでの個展ではペットの亀の視点で展示が展開されたり、2023年のシュウゴアーツ「横の展覧会」では会場自体を90度回転させたかのような視覚的にも身体的にも違和感をもよおす空間を作るなど、鑑賞者の絵画体験を刷新する試みを続けてきました。
それらのインスタレーションはテクノロジーや、視覚的効果の新奇さに主眼を置いたものではありませんでした。千葉正也が一貫して追求してきたのは、絵画という伝統的な形式を起点に、絵画が帯びる「精神性」が空間に拡張し、鑑賞者へ作用する可能性についてです。
絵画が表現形式の主流であった時代ははるか昔となり、絵画は孤独な時代に置かれていると言えるかもしれません。千葉は、そんな絵画のための「伴侶」(?)として野菜やオブジェクトを選び、彼らとの関係性を築くことで、閉じた平面空間に新たな出口を設けようと試みているかのようにも見えます。
六本木のシュウゴアーツにて、千葉正也の飽くことのない絵画の冒険的な旅をどうぞご覧下さい。
ShugoArts (シュウゴアーツ)
https://shugoarts.com/
東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
tel:03-6447-2234
